或る一枚の報道写真。



新聞の1面に載っていた、或る1枚の報道写真(上記の写真ではありません)。

先日から集中豪雨がひどかった奄美大島での被災者の表情。
すみきった青空の下で、夫婦と思しき二人が、
こぼれるような笑顔で家の片づけをしている一コマ。

新聞の文字は追えない今の私の状況でも、
1面にパッと目に飛び込んできたその笑顔にくぎ付けとなってしまった。

毎日の社会情報はWebサイトで見出しを流し読みするくらいで、
テレビとも無縁の生活をしているから、実際の大変な状況はわからない。

だから、たった1枚の写真で、
被災者のある一面だけを取り出して全体を語るのはナンセンスだろう。

ただ、見入ってしまうほどに私が感じたのは、
「なんて幸せそうな夫婦の笑顔だろう」と、ただそれだけなんだ。
透き通る日差しとうそ偽りのない、掛け値なしの笑顔に
人間の幸せってなんだろうと考えてしまった。

被災して家財が土砂で流され、死者やけが人が出た。
そんな大変な状況でも、地元の人たちは生活を立て直して、
新しく前に進もうとしている。

家族の団結が、その写真には幸せな笑顔として現れていた。
けっして家族の笑顔ばかりが被災地にあふれているとは思えないが、
確かに見えていたのは、
どんなに悲惨な状況でも幸せはまちがいなくそこにあるということ。

思えば、戦争中の空襲が毎日会ったような状況でも日常は営まれ、
まちがいなく喜怒哀楽があって、その時なりの幸せがあった。

戦後の食糧難で毎日がお腹をすかせた状況の中でも、
男性も女性も合法非合法をいとわず、
嫌なことも我慢して家族のために食料を得ていた時代もあった。
そんな悲惨な状況でも、子どもたちの笑顔はあっただろうし、
その時なりの幸せがあった。

対照的に、マンションにぬくぬくと暮らす現在の私。家族。
仕事があって、稼ぎがあって、生活があって。
仕事のゆとりや目新しい流行の品、お金ばかりを求めて、
それが幸せにつながる道なんだろうか?

幸せってなんだろう。
家族といられるだけでも幸せなはずなのに、
寂しさと虚しさを感じてしまう私は、
性格が鈍感なのか、感情がマヒしてしまったのか、病気なのか。

失うものほど大きい、失って初めてその大切さがわかったと涙する、
そうなる前に、大切な幸せを気付きたい。

幸せってどうすればいいんだろう。


実際の写真をここでアップして、皆さんに見ていただけないことがもどかしい。
新聞社のサイトには解説記事付きでその写真が掲載されているが、
いかんせん画像が粗く、せっかくの雰囲気を台無しにしている。
とても残念だ。

久しぶりに長文になってしまった。読んでくださった方、本当にありがとう。

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ツインズパパ
Posted byツインズパパ

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